
私が初めて韓国で出合ったコーヒーは、日本で飲んでいたものとはまったく違ったものでした。当時のコーヒーとはどんなものなのか、そして現在の韓国のコーヒーについての体験談です。
学生時代には自分のオリジナルのブレンドを作った程のコーヒー好きな私。
父の影響で、昼食後はコーヒーの豆を挽くのが、私の仕事でした。
挽きながらふんわり漂うコーヒー豆の香り。父が丁寧に煎れてくれる時の蒸されたコーヒーの香り。持ち歩きたい位にホワホワと残るコーヒーの残り香。
いつしか私もコーヒーのマニアと化していました。
父と同じように行きつけのカフェに通い、イベント的に行われていたブレンド作りの時は、父がライバルでした。
朝は目覚めのコーヒーから始まり、寝る前にもコーヒーを飲んでいました。
そんな私が、韓国で初めてコーヒーを注文した時、予測もしなかった事件が起こります。
初めての韓国で、初めて注文して運ばれてきたコーヒーはふんわりと落ち着く香りも無く、色も薄く、カップの底が見える程で、それまで私の知っていたコーヒーとは全く別のものだったのです。
それからと言うもの、出かける度にあちらこちらのカフェに入ってみましたが、美味しいと思った事は1度もありませんでした。
私の舌が厳しすぎるのかと思った事もありましたが、日本から遊びにくる友達も皆同じ事を感じていました。
そんな韓国ですが、数年前からコーヒーの文化が発展しつつあり、昔は主流だった「タバン」は姿を消しつつあります。
バリスタの資格を取る若者も増え、コーヒーに関する知識が広まってきました。
まだまだ、日本に比べると遅れてはいますが、少しずつ発展して来ているようです。